キリンの広告考

キリンの広告に、自分でもびっくりする程怒ってしまい、それが何故かを考えていたのだけど、ものすごく単純にイラストの女性全員頭が悪そうだからだと思う。紅茶を飲んでるだけで、向こうからそんなあなたはどのタイプの馬鹿?と言われて嬉しい人は居まい。

 

あと、個人的に「自分以外の人間の欠点が気になってたまらない人」との相性が、禁止の立て札vsスナフキン並みに悪いので、自分をさておいて人の欠点を描くことそのものに反感を持ってしまう。昔よくあった非モテを更生する記事にも怒っていたな。どうしてそんなに人の事が気になるのだ、ほっといてくださいよ…。

 

そういえば女性誌の単色カラーのページでも、あのtweetのような記事ってあるけど、本文でちゃんと自虐までオチてて補足できてるんだよね。女性誌のネタコーナーっぽく扱いたいのであれば、そこまで模倣する必要がありましたね。まあ、その文脈が通じるかって言われたら2018年にもなって厳しいとは思うけど。

 

もう一つ。自虐を共感に繋げるには、どうしてもある程度シチュエーションの共有が必要だと思う。「いるいる」から「あるある」に変換しないと共感は産まれない。

肝心のこの部分が、箇条書きの羅列では圧倒的に伝わらない。例えば箇条書きの項目を3つくらいに絞って、各項目に1つずつミニイラストを描き、彼女たちの生きづらさや誠実さも表現すれば共感を産むきっかけになるし、各飲料の持つ特徴との繋がりも見えてくるかもしれない。ありがちではあるけど取り下げる事もなくなると思う。というかあのイラストって打ち合わせで使うものなんじゃないのかな…。立ち姿と箇条書きだけて。

 

とりとめなく書いたので文章が繋がってないけどすっきりしたので満足しました。おやすみなさい。