漢詩の事をもっと知りたい

(自分の中で)今年一番盛り上がっているのが漢詩だ。図書館でふと手に取った漢詩の入門書がとても楽しく、以来いろんな本を読み漁っている。

といっても本当に初心者なので、読み方といっても解説を頼りにわずかな想像力を働かせるしかないのだけど、それでも杜甫の優しさ、あまりの真っ当さに涙し、李白の拭いきれない孤独に共感し、結局陶淵明なんだよなとへらへら、しみじみしてしまう。社会や組織に疲れた心に、実にスッと入ってくるのだ。30代よ、漢詩は良いぞ〜。

 

私が最初に手に取ったのが、宇野直人先生と江原正士さんの「漢詩を読む①〜④」「李白 巨大なる野放図」「杜甫 偉大なる憂鬱」の6冊。元はNHKラジオ講座なので、インタビュー形式でとても分かりやすい。このシリーズで大まかな時代の流れや詩人について学んだら、興味を持った詩人についての本を読んでいけばいいと思う。